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December 30, 2004

マトリックス・リローデッド

12月26日にスマトラ島沖で起きた地震を、NHKのニュースで巨大地震と表現している。
たんなる大地震ではなく、あえて巨大地震と呼ぶとは…? と思って調べてみると、マグニチュード8以上の地震を巨大地震と呼ぶことがあるようだ。

たしかにマグニチュード9.0と聞いた時は、どえりゃあ地震だがや、と思った。
といっても僕は地球物理学の専門家でもなんでもないので、報道で耳にしてきた数字の印象で言っているのに過ぎない。
ただ、耳にしてきた限りでは日本で起こる地震で、マグニチュード6とか7の地震は聞くが、マグニチュード8以上というのは聞いた覚えがない。
調べると関東大震災がマグニチュード7.9、阪神大震災がマグニチュード7.3。先日の新潟県中越地震は最初の本震がマグニチュード6.8だったようだ。

マグニチュードが0.2上がると地震の規模は倍に、1上がると実に32倍になるらしい。いやはや、たいしたもんだがな。

そんなことを考えているうちに地学熱がちょっと高じてきたので、書店に行って石黒耀震災列島を買ってきて読んだ。

この石黒耀氏といえば、破局的噴火を主題にしたデュー作の死都日本がかなりインパクトのあった。
数万年に一度のサイクルで起こると言われる超巨大規模の噴火。それが現代の日本で起こり、国家が破滅に陥る様を描いたものだ。
カタストロフィーのスケールが無限大、加えてウンチクも満載でぐんぐん読ませる物語だった。

つまりは、地学をテーマにしたハードSFだ。この手の小説は小松左京日本沈没以来だと思う。
「日本沈没」は、僕が中学生の時に読んで虜になった小説だ。地殻変動で日本列島が沈没に至る過程の説明に地球物理学の理論が駆使され、まさに珠玉のSFだった(なにせ映画版には竹内均が登場しているほどである)。
とはいえ、日本列島が短期間で海底に沈むというのは、現実には起こらない変動だろう。それに比べ、「死都日本」で描かれる破局的噴火は何万年という時間軸のなかでは確実に起こる。そう思って読むと、ぞくぞくとするようなリアリティを感じた。

さて「震災列島」だけど、買ってから知ったけどこれ、名古屋が舞台の小説だったんだね。名古屋が大地震と、大地震後の津波に襲われて水没してしまう…。

考えてみれば東海地震がテーマなので、その地にある大都市としては妥当な舞台設定と言えるだろう。おかげで名古屋弁や東海地方の地名がたくさん出てくる。
愛知県生まれで名古屋市内の大学に4年間通った身としては、大変読みやすい小説である。清水義範の作品じゃなくても、名古屋はこういう形で文芸の舞台になりえるんだ…。

12月30日。自宅でマトリックス・リローデッドを見る。かなり前にWOWOWで放送されていたものを、HDDレコーダーに録画していたのだ。

本当は、この年末の休暇中にエイリアンVS.プレデターか、スーパーサイズ・ミーを見に行きたいと思っていた。

しかし、29日が雪が降るなどかなり寒かった。それで、あいにくのことに風邪気味となってしまったんだよね。
ふだん体調を崩すことはあまりない身なのだけど、とにかく正月の帰省もしなければならない。あまり無理に出歩かずに部屋でおとなしくしようと、映画鑑賞はとりやめた。
「震災列島」を読み進めたり、ドラクエ8をプレイしたり、年賀状を印刷したりして(これはもともとしなければいけない)、時間を過ごす。

そして、HDDに録っただけで見ずに放置しているTV番組を整理しようと思い立ち、リモコンでナビを見ていて、目についたのがマトリックス・リローデッドだった。そんな理由で鑑賞し始めたのである。

しかしながら、前作のマトリックスも本気では見ていない(たぶん部屋で鑑賞していて、途中であきらめ最後まで見ていないか、あるいはどうでもよかったかでラストを記憶していない)。その上、今回のリローデッドもながら視聴をしていたら、まるでお話がよくわからなかった。
攻殻機動隊並に理解し難い。

ただ、たまたま今日の僕にとってよくわからなかったからといって、 この映画で描くテーマを否定するものではない。
やはりこういう映画は、部屋のTVで鑑賞するのは向いていないということなのだろう。映画館に行って、2時間缶詰になる覚悟を決めて眺めるべきである。

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