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December 31, 2004

エイリアンVS.プレディター

2004年も、ついに今日も終わり。

今回は多くの人が気づいている通り、年末年始のお休みが短いんだよね。だから、とくに僕らのように地方から東京に出て仕事をしていて、この時期に帰省しないといけない身としてはけっこう慌ただしくて大変なのだ。

あまり早く帰ると渋滞に巻き込まれるだろうし。かといって、明日はもう元旦。
だから今日、クルマを運転して実家に帰ろうと思っていた。そうしたらなんと雪が降っているではないですかい。あれよあれよと横浜でも積もり、そして東名も通行止めになってしまった。なんとしたことか。

よって今日帰るのはあきらめ、明日元旦の日中にクルマを走らせることに。
いやはや、神奈川県で一人年越しなんて、あのy2k問題の対応で待機していた時以来だわい。
おかげで途中まで印刷できていた年賀状を仕上げる時間はできた。100余通の葉書を書き上げポストに投函することができたのは怪我の功名か。

その後、空いた時間で映画を見に行くことにして、エイリアンVS.プレデターを鑑賞に赴いた。

もう、このタイトルから行って、いかに娯楽路線で設定ありきのご都合主義映画かわかるというものである。
とってもキッチュな香ばしさの漂う映画であることは、言うまでもない。

要は、エイリアンも、プレデターも記号になってしまった。
このような物語が生み出されるということは、キャラクタが記号と化した証し以外のなんでもない。
つまりはエイリアンもプレデターも、それだけの定番名作ものになったってことだ。

もともと、キャラクタというのは本来のストーリーそのものと不可分のもの。その物語世界のなかの必然性によって生み出されたもの、そうではないんだろうか。
しかし、そこを切り離してそのキャラクタのユニークさ、そのものだけで逆に物語世界を構築できる。
まあ、もともとそれだけインパクトのあるキャラクターだったんだろうけど、それでこういう映画を実際に作ってしまうすばからしさがよいよね。トルネコの大冒険みたいだ。

でも、これが許されるなら、もっといろんな対決ものができていいと思う。
エイリアンVS.スパイダーマンとか、プレデターVS.ラストサムライとか、エイリアンVS.キティちゃんとか、プレデターVS.寅さんとか……。
(そういえば、話は違うけど、先日見たゴジラ FINAL WARSには、ゴジラVS.USA版ゴジラのシーンがあったナ)。

ところで、例によって映画とは関係ない話に移る。
前々から気になっている話をここで一つ書いておく。調べてみたらもう1年半以上前の話なんだけど…。

気になっている新聞記事がある。
朝日新聞の2003年4月4日と5日の夕刊に2回にわたり掲載された、日本の若者は殺さないというタイトルの企画ものの記事だ。

「日本の若者は、おそらく世界一、人を殺さない若者だ」というのが、その記事の出だし。

近年、未成年者による凶悪な殺人事件が何度か起こり、そうした事件の印象だけが人々の記憶に残る。
…でも、実際のところ、日本の若者の殺人は過去何10年にも渡って減り続け、主要国のなかでも最も低い。その記事はそんな事実を明らかにしていた。

ここで興味を抱く人のために、インターネットでもその記事がオープンになっていればいいのだけど、残念ながらどこにもアップロードされていないようだ。
朝日新聞大学入試研究所のサイトに、記事の前編が引用されている。それから、こちらにもその記事をめぐる論説が掲載されている。そんなところかな。

それまでこのような分析を目にしたことがなく、その時の僕にとってこの記事はとても面白く思われたのだ。

目から鱗ってやつだ。

ふつう、世の中だんだん悪くなる、というのがおそらく大勢の人の実感なのだろう。
でも僕は内心、この世の中そんなに捨てたもんじゃないんじゃないか? とつねづね思う。ちょっとみんな過度に自虐的で、いささかセンシィティブに事件や事故の報道を受け止め過ぎているんじゃないか。

しかして実際のところ、統計を洗い出せば、こういう事実も浮かび上がる。
欧米にもアジアにもない、日本特有の傾向なんだそうだ。

なぜ現代の日本で、若者が人を殺さなくなっているのか。その問いに対する明快な解答は記事にはない。それは結局のところ、誰にもわからない。
わからないんだけど、とにかくこれが事実ならば、とてもよいことだと僕は思った。

この、僕らが生きるこの世の中はそれほど捨てたもんじゃない。それを証明するいくつかのグラフの一つなのだ。
…そんな思いを抱いたからこそ、今でも記憶に留まっている。

では、2005年もよい年でありますように。

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