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June 02, 2005

ザ・インタープリター

大学時代の後輩の熊谷正慶君が、民主党公認候補に決まった。次期衆院選で彼の地元、岐阜4区から立候補する予定だという。

 MSN-Mainichi INTERACTIVE 都道府県ニュース
 選挙:衆院選・岐阜4区 民主県連、元銀行員・熊谷氏を擁立 /岐阜
 http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/gifu/senkyo/news/20050427ddlk21010024000c.html

熊ちゃんは僕と出身大学は違うんだけど、僕のことを気さくに「みずみず」と呼んでくれる旧友たちの一人である。1990年代、名古屋で最もホットだった学生メディア・グランドネットワークの、1コ下の後輩だ。

僕は、このサークルが出来てから3代目にあたる代で、編集長という役割を務めていた。その1つ下の学年に、熊ちゃんはいた。
サークルには年4回発行する雑誌の誌面づくりを行なう編集長や、企業を回って広告をとってくる営業部長、書店にお願いして雑誌を置かせてもらう流通部長など、様々な役割があった。それら全てのメンバーを束ね、サークルの“顔”として活動するのが、代表だった。

熊ちゃんは僕らの代を引き継いで、サークル代表を務めた。

サークルを引き継ぐと、彼は持ち前のバイタリティでまさにサークルの“顔”としての役割を100パーセント以上発揮。ついには当時の経団連・豊田章一郎会長のインタビューを実現させるという、他には真似のできない功績を残した。
バイタリティだけでなく、抜群なセンスをもつパフォーマーでもあり、宴席では和田アキ子のリアルな物まねが得意で、僕らをつねに愉快にさせてくれる存在だった。

名古屋大学を卒業後は、東京三菱銀行に就職。実に異色のバンカーだよなあ、と思っていたら、数年して銀行を退職してしまった。
僕は正直なところ、おいおい、結婚したばかりなのにどうするんだよ、と思っていたのだけど、在野にひそむこと2年余りで、こんどは民主党公認候補として僕らの前に姿を現した。

img1f2471420kugu7そんなわけで5月27日、金曜日の夜。

東京は竹橋のパレスサイドビル。地下1階にある赤坂飯店に、学生時代の仲間が多数集まった(名古屋で出会った仲間なのになぜか、みんな東京で活躍しているんだよね)。ここで彼の新たな挑戦を祝い、激励したのであるよ。

しかし、ここまでこぎつけた彼の努力は、たいしたもんだと思う(…念のために言うと、彼の親御さんは地元の教員であり、いわゆる世襲とか二世とか、そういうものではない)。
そして同時に、この後こそがいよいよ大変だよね、と思う。

実はかつて僕の母方の祖父も、選挙に立候補したことがある。選挙といっても地元の市議会議員選挙だけど、家族、親戚巻き込んでその時はみんな大変だった。また、大学4年生の夏休みには、参議院議員選挙の選挙事務所のアルバイトをして国政選挙の現場を垣間みた。
だから僕も、選挙に立候補するというのはどのくらいのエネルギーが必要なのか、また当人のみならずその周りにいる人にどのくらい影響を与えるものなのか、少しばかりは想像がつく。

そういうことを考えると、これは重い決断なのだ。

もっとも、そういったことをいまひしひしと身に染みて感じている熊ちゃん本人だと思う。
なにより代議士になれば権力を少なからず有する立場になる以上、並大抵程度のリスクでその職を得てしまえるとしたら、それはそれで困ったものである。やはり政治家をめざすというのは、それなりに重いものを背負っての選択であるべきだと思うよ。

だからこそ、個人として彼の選択を励ましたいと思うし、僕もこれから少しばかりは力になれたらいいなと考えているところです。
万一、当選が果たせたとしたら(この期待が全く予断を許さないことだとはわかっているけど)、かつての仲間から代議士が誕生したするというのは、こんなに栄誉なことはないと思う。

むろんこの先の結果がどういうものであれ、彼のこのたびの挑戦は尊敬に値することだというのは変わりがない。考えれば、僕らの世代もそろそろこうした役割を果たす頃にさしかかってきているわけだ。大きなリスクを賭してその先陣を切ったのが、彼だと言える。

リスペクトなのだ。
(いやあ、いちど使ってみたかったんだよね、このリスペクトって言葉を)。

IMG_1145さて、そんな熊ちゃんの挑戦だけど、最近は一人必死に演説のスタイルを考え抜いているらしい(彼の声を読むべし!)。

願わくば、こうやって生み出される熊ちゃんの言葉がこれから、彼が立候補を予定する岐阜4区の、できるだけ多くの人びとの耳に届き、そして心に響く力をもちますように——。

彼のブログへのリンクを、このむびろぐの右欄にある「知人のブログ」に掲載しておきました。
#とくに岐阜4区の人は、見てあげてください〜。m(_ _)m


さて、最近見た映画の話。

凛として美しく、ちょっと物憂げなニコール・キッドマンの姿に再び出会ってしまった…。ザ・インタープリター。眼鏡をかけた女性フェチのワタクシにはたまらない…(知的な雰囲気を醸し出した美女に滅法弱いのデス)。

(;´Д`)

これを鑑賞したのは、6月2日。残業をわりと早めに切り上げて帰途についたんだよね。
京浜東北線の電車に乗って川崎駅に近づいてきた頃に、お、もしかして映画見に行けるんじゃ…?と思い立ち、上映時間を調べると、ちょうどレイトショーの始まる時間に間に合いそうだった。
このところ映画館に足を運んでおらず、そろそろ何か見たいなという思いがくすぶっていたところで、にわかに決断して下車し、駅前のTOHOシネマズに向かった。

上映が始まると、出だしのシーンで、すわ、ルワンダ虐殺かっ!?と思ってしまう。なにせ、昨年ジェノサイドの丘を読んだところなもんで。
舞台はアフリカの架空の国、マトボ共和国。

そこからニューヨークに飛んで、国連を舞台にしたお話になる。
シークレット・サービス役のショーン・ペンとの絡み合う視線。おお、大人の危ない恋の雰囲気漂わせているぜー(ウブな僕の人生には縁なし)。といっても、最後までベッドシーンとかはなかったので、お子様も安心して(!?)鑑賞いただけます。いやいや、お子様にはもとよりこのストーリーは難解で理解できないよな。そう、世界はいまも様々な悲劇に見舞われているのです。

ということで、国連を舞台にするにふさわしい重厚なストーリーであり、大人の映画として楽しめます。
…にしても通訳のブースくらいチェックしておけよ! どう考えても狙撃するとしたらそこからしかないだろっ!! (あの漫画・沈黙の艦隊でも、海江田艦長の国連総会演説のシーンでは通訳のブースから狙撃されたんだよね)。

しかし、ニコール・キッドマンがアフリカ出身のマトボ国籍という設定にはたまげるわな。こんな美人が加わっているんなら、マトボの反政府運動にゃ、みんな参加したくなるだろーよ。

(;´Д`)


そういえば、国連というと、僕は国連の仕事をしていた人にはいままで1人としか会ったことがないな。

この方だ。

 asahi.com:ニュース特集:イラク情勢
 国連、イラクに日本人派遣 法律顧問として活動へ
 http://www2.asahi.com/special/iraqrecovery/TKY200411180403.html

この記事に登場している水野時朗さんという方と、ほんの少しだけ関わったことがある。

それは、1994年の晩夏のことであったよ。水野さんは、当時の自社さの連立与党の要請で、国連を辞めて参議院愛知選挙区再選挙に立候補した。
上に少し書いたけど、名古屋で大学生をしていた僕はその時、水野さんの陣営でアルバイトをしていたのだ。

選挙の結果は、残念ながら落選だった。気になった僕は、落選とはどういうものなのか、水野さんの家を訪れて話を聞き、当時連載があった毎日新聞の学生取材欄に記事を載せた(その時の記事がこちら)。
その後しばらくして水野さんはまた国連に戻ったらしい。このことは以前のブログにも書いた。

それから11年たったいま、こんどは僕らの仲間の一人が、国政選挙に挑もうとしているわけだ。
ふぅむ…。


#このブログは、基本的に映画を1本見るたびに更新することにしています。
#ただし映画というのは、実は更新のトリガーに過ぎず、その時々で僕が感じていることを記録することに主眼が置かれています。

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Comments

みずみずへ
激励ありがとうございます。
悔いのない毎日を過ごす為、精魂込めて活動しています。
東京壮行会に来ててくれたたみんなは、わたしの考えの原点です。これからもよろしくご支援ご指導お願いします。

Posted by: 熊谷正慶 | June 30, 2005 12:28 AM

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