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September 20, 2005

タッチ

かくして1つの世代というものを、実感せらるる。

かつてヒットしたコミックであり、TVアニメとしてリアルタイムで観ていた作品が映画化されると知って、ついつい足を運んでしまった。タッチである。みゆきではなくタッチなのである。みゆきのほうが思春期の匂いに満ちているのだが(憶い出がいっぱい♪)、タッチである。タッチ、タッチ、ここにタッチ あなたから〜♪
(写真は、goo映画の画像を表示 http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD7526/gallery/i001.html

これはちょうど僕が中学校の頃、日曜の夜に放映されていたアニメだ。あの年頃に目にしていたものはやはり印象深く、ビビッドに記憶に残っている。
インパクトがあったのは、TVアニメではなく映画の「タッチ 背番号のないエース」のほうだなあ。映画のラスト。カッちゃんが事故で死んだ日の試合に、タッちゃんが突如として登板するんだよね。なんというか、鮮烈な印象がある。

今回のタッチを見に行った理由にはもちろん、ヒロイン・浅倉南役の長澤まさみがけっこうかわいいというのもある。笑顔がナイスで、ちょっと舌足らずな口調が特徴の女の子。ところが、職場で長澤まさみという名前を出してみたところ、「誰それ?」「知らない」という。なんと。セカチュウとか観てないんですか、みなさん。

となると、挿入歌として懐かしの「タッチ」をカバーしているユンナなんて、知名度は当然皆無。彼女は17歳の韓国人シンガー。この前デビューして♪ほうき星がヒットしていたというのに、、これじゃまさしく星屑ロンリネス…。
仕方ない。同僚たちの大半はもう三十路を過ぎ、結婚して家庭を構えているのだ。人にはそれぞれ、その立場にふさわしい話題というものがある。長澤まさみの笑顔がいかに素敵だろうと、そんなものに関わっている暇なんてないのだ。

さて。
それで、鑑賞中にはやはり、「背番号のないエース」のインパクトが強かったせいもあって途中、おいおいここで達也が登板するんじゃないんかよ、と思わず言いたくなってしまった。でも、よく考えてみればそれはかつての映画版の演出。うん。TVアニメや原作では、淡々と話が進んでいくんだったね、たしか。

さらに思い出してみると、あだち充の原作のコミックは、僕の記憶ではも少しそこはかとないテンポ、ユーモア感みたいなものがベースに漂っていた気がする。ダメ兄貴の達也の、ひょうひょうとしたおとぼけぶりとか、そんなところだ。
そういった原作の独特の醍醐味は、実写化にあたりかなりそぎ落とされてしまったように思う。そしてその分、南をめぐる恋愛ドラマとしての側面が強調されているのかな? …そんな感想を抱いた。

まあ、タッちゃんカッちゃんを演じているお二人はけっこうイカすルックスだし、まさに主役として双子を揃えられただけで御の字なんだろうし、多くをのぞむべきではないのかもしれない。
そもそも、原作と映画が同じものでなければいけないというルールなんてないのだしね。

それにしても、思う。
このような昭和時代の漫画を原作にした映画を作って、はたしてヒットするのだろうか? この内容は平成生まれ、21世紀に青春を送る若者にはビビッドに響くのかな。だいたいいまさら野球なんて、という気もする。ということでは、その世代が観た感想というのも聞いてみたいものだが…。
しかしあいにく身近にそんな知り合いがオラン。触れ合う機会すらない。こういうところで、僕らの周りは既にディスコミュニケーションで外堀が埋まってしまっていることに気づく。

世代間の断絶というものを、改めて実感する年頃なのである。


ところで、3連休中に暇なので、もう一つブログを開設してみました。

手の内を明かせば、実は会員になっているソーシャルネットワーキングサービスのmixiのなかで、日記として公開していた内容です。でもmixiの日記だと、当然ながらmixiの会員の人しかご覧いただけないので、よりオープンなブログという形式に移行したわけです。
手作業で移したので思いのほか時間がかかりましたが、まあどうせ休日は暇な身ゆえ、適度な時間潰しにはなりましたかな。

こっちが映画に対して、あっちのブログのテーマは、本です。Bookです。…といっても例によって駄文を連ねているに過ぎないのですが、ワタシが織りなす精神世界によりいっそう迫りたい人は、あわせてご覧くださいまし。

 僕は、こんな本を読んできた。
 http://yu1o.blog.ocn.ne.jp/openbook/

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