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October 01, 2005

NANA−ナナ

いやあ、若い若い…。

映画館の観衆の年齢層が僕の歳よりかなり低くて、自分がこの空間で一人、浮いているんじゃないかとずっと気になってしまったよ。(ま、「クレヨンしんちゃん」の映画ほどじゃないんだろうけど)。

10月最初の日曜日、映画の日に池袋で鑑賞した映画「NANA−ナナ」。

みんなこの映画を観て、自分の“いま”とリアルに照らし合わせて教訓にできる。そんな人たちなのだ。
そう思うと正直、かなり羨ましく思う。この映画の内容を、たんにフィクションの一つとしてしか楽しめない年代となってしまった僕にとっては——。

たまたま同じフロアでは「蝉しぐれ」を上映していたから、そっちのシアターに入ったらまた違う世代の人たちがいっぱいいたんだろうけどネ。


僕が時折、携帯で暇つぶしにのぞいているサイト、narinari.comで、この映画の好評を伝える記事が掲載されていた。なんでも、観客動員数は絶好調だという。

僕も、なんとなく観たいと思っていたタイトルではあった。なにより、narinari.comの映画評でも絶賛しているように宮崎あおい演じる小松奈々は、ナカナカにカワイイ。予告編を観ただけで、気になってしまう。
といっても現実にいたら、僕が忌避するタイプ(というか、向こうからも近寄ってこない)の女の子ではあるんだけどね。いやだからこそ、こういうスクリーンのこちら側から眺めてみたくなるものだ。

映画の登場人物が評していた“疲れる女”というのは言い得て妙。だから僕も現実にはつきあいたくはないけど(…いやいや、のぞんだとしてもそんな機会巡ってこないよね)。
でもこういうコ、ルックスを眺めている分にはいいよなあ。宮崎あおいが演技しているのを見るのは僕は初めてだと思うけど、その仕草に眼釘付け(ウキウキ)。って、気づけばこれはオヤジ趣味ってやつかいな?

そして…中島美嘉はコワかった。もう一人の主役、大崎ナナを演じる。こういうのも僕は避けて通りたいタイプの女子(…というか、例によって相手から近寄って来た試しはなし)。
演技はけっしてうまいとは思わなかったけど、ただドスの効いた声で叫んだり、ケンカしかけたりするシーン。この辺りは真に迫っていて、演技ではなくこれこそが中島美嘉の“地”なんじゃないかと思ってしまう。

もともとCDのジャケット写真が、髪が長くて水がしたたっていて、“貞子”みたいで不気味に感じていたんだけど。この映画を観てひときわコワさを実感…。ウェーーーン。

という、ティピカルに両極端な女性を組み合わせて、お互いを鏡にそれぞれが織りなす心模様を見せてくれる物語。
似たような設定としては、昨年の下妻物語があるが…。かの作品ほどデフォルメはされておらず、よって観客は等身大の女の子として感情移入もしやすいだろう。あえて僕が語るまでもなく、原作がベストセラーになっているということからわかるように、傑作なのだろうね。


orient映画を観る前に、同じ池袋の、サンシャイン文化会館内にある古代オリエント博物館を訪問する。

うーん、古(いにしえ)の遺物を眺めるのって、やっぱりいいよなあ。しみじみ。

この古代オリエント博物館、僕はずっと前から行きたいと思っていた施設。おそらく大学の時に、博物館関係の書籍か何かにあたっていて、ここの博物館の名を知ったのだと思うけど。
東京で働くようになって10年。折をみて行こう行こうと思いつつ、なんとなくいままで持ち越してしまっていた。これは、僕が住んできた神奈川県から池袋はかなり遠い(埼玉に行くのともうほとんど同じような感覚)、というせいも大きかった。

展示の模様にふと、大学時代、アルバイトやら博物館実習やらに励んだ大学の人類学博物館を彷彿とする。
しかし、かつての博物館ほどコンパクトでなく、かといって上野にある大きな美術館・博物館ほどの規模でもなく、ほどよい感じでまとまったサイズのミュージアムだと思った。

何千年かの時を経て、この現代に遺されたさまざまな器物——。それらを目にして、心が洗われた時間でした。

この秋は、もっと博物館に足を運ぼう、かな。

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Comments

『下妻物語』、昨年かぁ。
もっとずーーーっと昔の事に思えるよ…
アンナさん……
http://www.geocities.jp/kawai_1996/anna.html

Posted by: asim | October 09, 2005 02:36 AM

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Tracked on October 22, 2005 08:44 PM

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