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November 05, 2005

江戸東京たてもの園

 tatemonoen

休日に、小金井公園の江戸東京たてもの園までドライブしてきました。

 江戸東京たてもの園
 http://tatemonoen.jp/

ここは、両国にある江戸東京博物館の別館の位置づけにあたる施設。江戸東京博物館(江戸博)はもう何度か行っているのだけど、こちらは初めてだった。

江戸博は都立の、なかなかに立派な博物館だ。
とくに東京生活に疲れた折にはここの展示を見ると、最初に徳川家康公から始まっていて、史上初めて東京の地をめざした郷土の大先輩の姿に僕は勇気づけられるのであります(家康が生まれた岡崎の出身なので)。

その分館である江戸東京たてもの園。
この施設は近年とくに注目を集めるようになった。それは、1993年の開館以来の地道な活動の成果とか、展示物の学術的価値が評価されたとかそういうことではなく、直接的には宮崎駿のもたらしたところが大きい。

実は映画「千と千尋の神隠し」の湯やのモデルになった銭湯「子宝湯」とか、いくつかここの建物をモデルにしたシーンがあって、映画のおかげでにわかに江戸東京たてもの園はホットなスポットになったのである。

そういえば、このたてもの園に再現された近代のモダン住宅に足を踏み入れていると、愛知万博で映画「となりのトトロ」のサツキとメイの家が復元されていたことも思い出す。
万博という国際的な舞台に、そういう漫画の主人公の家を建てて見せ物にしてしまうという発想が通るというのが、オタク大国であるゆえんだと思うんだが。いや、宮崎監督の映画が芸術としても素晴らしいからですね。

園内には20数個の建物が移築、展示されている。たとえば高橋是清邸などは、2.26事件の際ここで暗殺された、という部屋もあったりして、思わず昭和史に思いを馳せる。歴史好きにはたまらないねえ、これは。
当日はちょうど、ボランティアによる園内のガイドがなされていて、その人についてウンチクあふれる説明を聞きながら一通りの建物を見ることができた。

同じような野外博物館というと、愛知県には明治期の建物を移築した明治村という施設がある。映画のロケにも使われる場所だ(たとえば、よく映画に登場する戦前の帝国ホテルは、ここに移築されている)。
愛知県民にとって学校の遠足で必ず連れて行かれる定番スポットであり、思わず今回もつらつら比べていたのだけど、江戸東京たてもの園は明治村ほどの広くはないし、建物数も明治村のほうが圧倒的に多い(うほっ。やっぱ愛知がいちばんだぎゃあ)。

しかしこのたてもの園もそれなりにコンパクトにまとまっていて、最低でも3時間くらいは楽しめるので、手軽な休日の行楽としておすすめだと思った。
なにより、ふだんは博物館に興味のないような人にも、有名なアニメーションのワンシーンにめぐりあえるのであれば足を向ける動機になるでしょう。


このブログの趣旨は、映画を1本観るたびに周辺的な雑感を記録することなのですが、この先何回かに限って、秋の行楽で訪れた博物館、史跡の記録を掲載します。


※以上は、mixiの日記に掲載したものと同内容です。
 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=52228060&owner_id=155401

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