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May 13, 2006

グッドナイト&グッドラック

ゴールデンウィークの連休が明けて1週間。連休明けの勤務はだるいよなあ、と思いつつ働いていてようやく次の週末を迎えることができた。

夏休みが待ち遠しいと思ってしまうのだが、そう考えるにはいささか気が早過ぎるというものだろう。


TOHOシネマズ川崎で「グッドナイト&グッドラック」を鑑賞する。

時代は、1953年の米国。マッカーシー議員による“赤狩り”が吹き荒れるなか、反骨の精神を持って議員の活動に疑問を呈する報道を行なったCBSの人気ニュース番組のキャスターとクルーたちを描いたノンフィクションのヒューマンドラマであった。タイトルは舞台となるテレビ番組「See It Now」で、主人公エド・マローが毎回言う締めのセリフに由来する。

もともと僕はジャーナリズムには関心を持っているので、こういうタイトルは自ずと見に行ってしまう。ジャーナリズムの現場をテーマとし、実際の事件を題材にとった映画は、僕にとって「ニュースの天才」以来となる。また、報道の理念を追究するという点では、猪瀬直樹原作、弘兼憲史作画のコミック「ラストニュース」も思い出す。

ところでこの「グッドナイト&グッドラック」、1950年代のテレビという演出のため、映画の画面も徹頭徹尾モノクロである。

全篇が白黒の映画というと、大多数の人は、「シンドラーのリスト」を思い出すであろう。あれもノンフィクションの題材をもとにした、ヒューマンドラマだった。

でも、実のところをいうと僕には全然異なるストーリーの「カラー・オブ・ハート」が印象深い。後に「スパイダーマン」の主役を務めて名を馳せたトビー・マクワイア君を僕が初めて知ったのはこの映画で、なかなかの好青年だと思ったものだ。おっと、考えてみればこれも1950年代のテレビ番組をテーマにした映画だったな。だから、全く関係ないというと、言い過ぎになるのかもしれない。

もっともこっちはノンフィクションとは対極にある、ファンタジー作品であったけど。現代の若者が1950年代のドラマの世界に入り込んでしまうという設定がユニークであったとは思う。これ、実は僕のおすすめの映画の1本なのである。

ということで、むかしのテレビをテーマにする場合は、モノクロで描くのが基本的な演出であり、マナーとでも呼べるのだろうと思ったのだった。


ところで、白と黒ということで思い出したのだけど、このたび発売になったIntel CPU搭載のマッキントッシュのノート型製品、MacBookは白・黒の2バージョンで登場した。

僕はもう13年間もマッキントッシュを使っていて、雑誌の原稿を書いたり、ブログのエントリを更新する際には書かせない道具になっている。そのマッキントッシュがこれまで使っていたCPUのPowerPCを捨て、新たなラインナップに模様替えして登場することになるので、新製品には嫌でも注目せざるを得ない。

ちなみにいま使っているのはPowerBook G4の12インチのバージョン。従来のノート型のマッキントッシュのなかでは最も小さく軽く、帰省の際や出張時などに持ち運んだり、休日に出先のカフェで原稿を打つ際など、重宝している。

そう思っていたところに、白黒の2カラーで新製品MacBookが発表となった。実機を見てみようと横浜駅前のヨドバシカメラに足を運んだ。が、しかし…。

でかい。。

画面サイズが13.3インチに広がったから、小さくはならないことは覚悟していたけど、いまPowerBook G4の12インチを使っている身としては、道具としての品質が劣っているものになってしまうよ。模様替えしたキーボードのテイストも、いささか安っぽさが感じられて(これは主観の問題なのだろうけど)気に入らない。

とはいえ、アップルはIntel Macのラインナップがこれで一通り揃ったと発表している。選択肢はこれ以外にはないのだろう。当面はこのままPowerBook G4を使い続ける決意を新たにしたのだが、しかしこの先々のことを考えると実に困ったことではある。Windowsと違ってマッキントッシュがアップルのみの製品である以上、ユーザーはアップル様のてのひらの上で踊るしかないものなのだ。

MacBookにちょっとがっかりした休日だった。


   

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