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September 24, 2006

UDON

9月24日。

休日にもかかわらず、わりと早い時間に起きた。いつもなら二度寝するのであるが、天気が素晴らしくよいことに気づき、洗濯と布団干しにかかる。

さて、布団を干してしまうと、残念なことに二度寝ができないのである。そこで午前最初の上映に合わせて、映画館に向かった。


最近の新聞記事で読んだのだが、このところ邦画が好調なのだという。なるほど、それは僕の実感としても頷ける気がする。なにせ、この「むびろぐ」においても過去のエントリを見れば、邦画のタイトルが比較的多く並んでいる。

以前はこうではなかった。映画といえば、洋画、それも米国発のハリウッド作品のことをさすのが一般であった。邦画を観に行くといえばマニアック扱いされ、実際に邦画は揃いも揃ってマニア向けの作品ばかりだった。

一部の物好きをのぞいて一般人は決して観ないもの、それが邦画だった。

それがどうしたことだろうか。いまやデートでもふつうに邦画のタイトルを観に行きたいと言えるのである。なんというか、時代が変わるとか、文化や価値観が変わるというのは、こんなことを言うのだろうか。まあ、そこまで言うと実際には言い過ぎかもしれないけど、とにかくそんな気がしてしまうのである。


そして今日鑑賞した作品は、「UDON」。友人知人が何人か見たと言っていた。ちょっとした話題作なのだろう。たしかに僕もかなり前から予告編を観ており、それなりにインパクトある題名だから、気にはなっていたのだ。

邦画全般がヒットしているおかげで、いろんなテーマのお話を作れるようになったんだね、ということを実感させられるタイトルではある。一般論として、よいことなのだろう。

2時間ばかりの間、スクリーン上に投影されるユースケ・サンタマリアや小西真奈美の姿を負い、そして真の主人公であるうどんに思いを馳せる。

この映画、ストーリーの端々に有名人が一瞬出てきて讃岐うどんをすすっている。そういうのを目ざとく見つけ出すのが一つの醍醐味だと思う。

個人的には藤澤恵麻チャンを見つけてしばし愉悦に浸る。このキュートなルックスのお嬢さん、もとはnon-noモデルである。2年前のNHKの朝ドラ「天花」で女優デビューする機会を得たのだが、演技があまりにも拙かったことで僕の記憶に留まっている。そして、そのせいか出演作をその後ほとんど見かけない。

あ…もしかして、みんな香川県出身か?

あとは、本作を観る前に(あるいは観終わった後でもよいけど)、同じ本広克行監督の昨年公開の作品「サマータイムマシン・ブルース」を鑑賞しておくべきですね(同作品についてのブログ)。というか、そのまんま「サマータイムマシン~」のキャラが出てきているやんけ!


 


うぅむ、あの脱力系娯楽作品で特徴のない街として描写されていた土地は、実は香川県であったのか。おっと、そもそも本広監督が香川県出身なのね。どうりで地元愛に満ちていると思った。ナットク。

ということで「UDON」。ストーリーはかなりご都合主義的な展開に満ちてるが、こんな映画もあってもいいよね、という内容だった。ま、正直もう少し短めでもよいかもしれないとは思うけどね。


 


話は変わって、この前日の23日のこと。横浜にやってきた知人と、みなとみらい~山下公園~中華街の界隈を散策した。午後早めの新幹線で帰宅する知人と別れた後、再びみなとみらいに戻って時間をつぶす。

そこで、以前よりちょっとばかり気になっていた施設を訪れる。ちょうどワールドポーターズの裏手のJICA(国際協力事業団)の建物にある、海外移住資料館だ。100年以上におよぶ日本人の海外移住の歴史と、移住者・日系人たちの現在の姿の記録を集めた資料館である。

その時はちょっと疲れていたせいもあってそれほど時間をかけず通り過ぎるように展示を眺めていったのだけど、それでも展示品を見るにつけ、故国を離れ新天地を求めた多くの何十万という人々に、その数だけの苦難と喜び、そして感慨というものがあったことを感じた。

もちろん、実際に人々が体験したそれらの重みに比べれば、断片的な情報をもとにごく短期間脳裏に浮かべた僕の想像など、ただの錯覚と言ってのけることもできるのだろうが…。

とにかく、ふだん言及されることの少ない、日本のもう一つの近現代の歩みを知ることができる場である。そうたびたび足を運ぶものではないだろうが、でも一度はぜひ訪れておきたい貴重な施設だと思った。ということで、海外移住資料館、興味のある方はぜひ。

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